ANOMALIA ID: ANM-0040
名称: 還り鳴き
分類: LOCATION-DEPENDENT / AREA-BOUND / COGNITION-DEPENDENT
危険度: Level 2
影響範囲タグ: LOCAL
概要:
東北地方の特定の場所で、環境音や人の声と類似する聴覚現象が不規則に発生している。音源の存在を裏付ける物理的証拠が無い場合が多く、現場を訪れても人影や動物の気配が確認されないことが続いている。録音機器には現象発生時に異音が記録されることもあるが、該当する声や音として認識できるものはわずかである。調査員によって異なる認知が示される場合もあり、個人の記憶や修正を伴うケースも記録されている。
発生条件:
明確な発生条件は不明。河川敷の柵沿いや旧料亭内など、時間帯や天候、構造物の特定箇所が関係する可能性があるが一定ではない。早朝、午前、午後、未明と時間帯もばらつきがあり、聴覚以外の感覚にはほとんど影響が見られない。
観測ログ:
– 2005-12-22 / 岩手県一関市 磐井川左岸遊歩道
早朝、河川敷の柵沿いにて「何かを招くような口笛の音」を3回聴取。録音装置には記録されず。付近に人影なし。
– 2007-02-19 / 宮城県仙台市青葉区 国分町旧料亭内
午前中、待合室で壁の向こうから断続的に複数人の笑い声が聴取。壁裏は倉庫で立ち入り禁止。点検したが音源不明。
– 2009-07-30 / 同場所広間
午後、開いた窓外から紙を擦る音が連続。その直後廊下奥から独り言のような声。出入りの証言なし。

– 2008-11-08 / 岩手県一関市 磐井川左岸遊歩道
未明、柵付近の録音機器に「自分の名を呼ぶ声」が微かに記録。現場には誰もおらず、録音機が乾いた泥で覆われていた。
– 2010-03-15 / 宮城県仙台市青葉区 国分町旧料亭内
広間で昼過ぎ、調査員の一人が「昨日柵沿いで聞いたという声について」繰り返し言及したが、調査履歴には前日現地訪問記録が無かった。
影響:
聴覚範囲内の個別人物にのみ認識されることがある。音の実体や発生源確認は極めて困難。録音機器への記録は一部で存在するが全てではない。調査員の個人的記憶や言動に影響を与える場合もあるが、外部への直接的な影響は報告されていない。
備考:
記録や調査状況において複数の矛盾を含む。録音装置に記録されない音が聞こえる事例や、調査員の行動履歴と体験内容の不一致が確認されている。音声の発生源や発生メカニズムは不明。被験者間の認識差異も大きいが、特定の構造物や場所に限定される傾向が見られる。